会社辞めたいの秋

仕事の内容が嫌になり、いちど会社を辞めたいと思ってしまうと、その不満がどんどんと雪だるま式に大きくなってしまうと言う事はよくあることです。人間関係でも同じことが言えますが、相手のことが怪訝に感じてしまうと、いいことが見えなくなってきてしまい、悪いことがどんどんと見えてきてしまうと言うこともありますよね。会社に対しての評価と言うのも同じようなもので、そこにたどり着くのがその会社を辞めたいと言う考えなのかもしれません。ですが、そんな時こそ冷静に見つめ直すと言う視点が必要になります。衝動的に物事を決めてしまっては将来性を捨ててしまうことになりかねません。まずは人間関係をメモ内容等の問題点をしっかりと見つめ直し、まずは紙に書き出してみたりしましょう。そして、客観的にその問題を見つめ直し、それが解決できるのかどうか、相談する相手がいるのかどうか、本当にやめなければ解決できないことなのかどうかなどをしっかりと見極めた上で、本当にそれでも辞めたいと考えるのであれば、辞める準備をしっかりとしてからやめるようにしましょう。生活がかかっている仕事を辞めると言うのは、それなりのリスクが伴うものです。それをしっかりと考慮した上で、悔いのない退職が出来るように対策を練りましょう。

私が会社を辞めたいと強く思うのは、仕事を失敗してしまった時でした。しかも、お恥ずかしい話ですが難しい業務をしくじってしまった場合とかではなくて簡単な書類を何度も書き間違えてしまった場合とか、重要な行事に遅刻してしまった場合とか書くのも馬鹿らしいような恥ずかしい失敗が原因です。 さらにお恥ずかしいのですが、 社会人になって初めてのお正月明けに遅刻を繰り返してしまって、恥ずかしさのあまりそのまま一週間ほど無断欠勤をして、会社の上司に実家まで迎えに来てもらうと言う大失態を演じたこともあります。もはやここまでくると会社を辞めたいとかいうレベルの話ではなくて、社会人を辞めたほうがいいのではないかという レベルになってきますが、 とにもかくにも本人にとっては笑い事ではなくて本気で会社を辞めたいと考えました。それから10年以上が経ち私にも部下や後輩ができて 社会というものに慣れてきて、つまらないことで会社を辞めたいと思うことはなくなりましたが落ち着いて自分の残りの人生を考えることができるようになると、今度は別の理由で会社を辞めたいと考えるようになりました。実は会社に内緒で、ライターやWeb デザイナーなどの副業を色々とやっているのですが、主に税金面で会社から指摘を受けるのではないかなどと悩むようになり、若い時とはまた違った意味で会社を辞めてしまった方が見通しが明るいのではないかという気もしています。そしてたぶん、私が50歳になってまだ会社員をやっていたとしたら、その時はまた別な理由で会社を辞めたいと考えているかもしれないなと自嘲気味にぼんやりと考えたりもします。多分会社員というものは定年退職するまではそんな感じなのかもしれませんね。

現在30代の男性ですが、大学を卒業して最初の3年目くらいまでは毎日会社を辞めたいと思っていました。いや正直なところ40近くになってきた今でも、会社を辞めたいと思うことは頻繁にありますが20代の頃とは全く違って「辞めたい」というよりは「職場を移りたい」という感じです。24歳の時に、私が初めて社会人になって勤めた会社では、特に熱心に社会人としてのマナーなどを教えてくれることはありませんでしたので配属された営業部の業務のスキルを上げるために苦労もしましたがそれ以上にビジネスマナーに関して知識のなかった私は何をするにも先輩たちの数倍の努力が必要でしたので丸2年以上の間ほとんど毎日、いつ退職届を出そうかと本気で思っていました。それから実際に私は28歳の時に転職をしましたので、今はその会社は退職したのですが転職して今の会社に移ってきた時に、中途採用でもうすでに若くはない年齢になってた私に2ヶ月以上にわたってビジネスマナーや業界の常識などについてびっしりと研修が行われましたので驚き感謝したことを覚えています。つまり、社会に出たばかりの10代や20代の若者が仕事を辛いと思って、会社を辞めたいと思うのは至って普通の事だとは思いますが極端に仕事が苦痛である場合には原因がどこにあるかについて少し考えてみる必要があるかもしれません。未経験者が具体的な業務を覚えるのがハードであるのはどこの業界でも同じでしょうが、それ以外の部分に会社を辞めたいという原因があるのならば、外部の第三者に相談してみた方がいいと思います。同じようにこき使われるにしても、ビジネスマナーや業界の常識を身につけさせてもらった上で働くのであれば業務スキルに集中して仕事することができますがほったらかした上でスパルタ式に業務スキルを上げるように求められる職場はブラックです。若い人が会社を辞めたいと思った時にはまずここに着目してほしいと思います。会社 辞めたい